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令和5年度 1学期始業式 2023/04/12

 

 

 

 

令和5年度 1学期始業式を挙行

 

 

 

 

令和5年4月10日(月)、本校体育館にて、令和5年度 1学期始業式を挙行しました。

 

 

 

〇開式前の静慮

静慮によって、落ち着いた心で式に臨みます。

 

 

 

 

 

〇離任・新任教職員紹介

学校長より、3月に退職された教職員、

今年度より新たに着任された教職員の紹介がありました。

 

 

 

 

 

〇学校長式辞

皆さん、おはようございます。

まぶしい春の光の中で、新しい学年を迎えることができ、

大変うれしく思います。

皆さんは、この春休みの間、

どのように過ごしていましたでしょうか。

3月22日の終業式の午後には、

生徒会長の呼びかけで、21名の有志の生徒が

マックスバリュ市川店で募金活動を実施してくれました。

この募金活動は、トルコ・シリア地震の被災支援のための募金で、

参加してくれた生徒の一生懸命な呼びかけに、

地域住民の皆さんも応じてくださり、

たくさんの募金が集まりました。

今年度も募金活動の機会があると思いますので、

皆さんの協力をお願いします。

部活動においても、それぞれの部の生徒が

練習・試合に一生懸命取り組んでくれました。

野球部においては、春の地区大会を勝ち上がり、

県大会への出場を決めてくれました。

野球といえば、

ワールドベースボールクラッシックでは、

サムライジャパンが優勝し、

日本中を元気にしてくれました。

チーム一丸となって勝利に向かう姿は、

日本中を感動させました。

中でも世界中の感銘を受けたのは、

大谷選手の言葉でした。

アメリカとの決勝戦前に、

対戦するアメリカのトップ選手について

大谷選手は、次のように言いました。

 「憧れるのをやめましょう。

  憧れてしまったら超えられない。

  この大会は、優勝するために来た。

  今日1日だけは憧れを捨てて、

  勝つことだけを考えていきましょう。」

このように、日本チームの仲間に向かって呼びかけました。

実際、部活動の試合などで強いチームと対戦するとき、

試合の前から気持ちで、

気後れしてしまうことがよくあります。

これから待ち受ける、みなさんの進路の試験においても

「〇〇大学や〇〇会社の試験に合格できたらなあ」

と憧れるかもしれませんが、

単にそれだけでは、頑張り続けることはできません。

「〇〇大学や〇〇会社の試験には必ず合格する。

 私が合格しないで誰が合格するんだ。」

と、自分を奮い立たせる強い気持ちが必要です。

「絶対、合格してみせる。」そういう気持ちが必要です。

大谷選手は「人生設計シート」という計画表の中で

具体的な目標を立てて、

「そのために今、何をすべきか」

を実践しています。

目標達成シートは、曼荼羅チャートとも呼ばれており、

大元となる目標を真ん中に書いて、

それを達成するための具体的なプロセスを、

さらに細分化して書き込んでいき、

「自身の生活の中で実践していく」ということを、

大谷選手は高校生の時から始めています。

大きな目標の一つに、

「今回のWBC日本代表でMVPを獲る」

という目標も設定されていました。

このような取り組みは、皆さんにもできます。

新しい学年をスタートするにあたって、

人生設計シートを作ってみましょう。

目標達成シートを作って一つ一つ実践していくと、

大谷選手のように大きな目標が達成できます。

 

新しい学年のスタートにあたって、

学年ごとに心構えをお話ししたいと思います。

新2年生の皆さん、2年生ではクラス替えがあり、

昨年とは違うクラスの仲間や先生方となります。

新しいクラスでの新しい出会いは、

自分の世界を広げ、自分自身の成長につながります。

中には、これまで親しかった友人と違うクラスになったり、

新しいクラスになかなか溶け込みにくいこともあるかもしれません。

校訓の中にもあるように、

一人一人が、互いに敬い、互いに思いやりを持って、

新しい仲間を尊重し、

個性を認め合って高校生活を充実させてください。

そして、新たな気持ちで、積極的に

多くのことを学んでいってほしいと思います。

2年生の過ごし方で、ほぼ進路の方向は決まってきます。

部活動や生徒会・委員会活動でも中心的な活躍が期待され、

忙しい一年になると思いますが、全力で取り組んで下さい。

 

新3年生の皆さんは、いよいよ最上級生になります。

学習、部活動だけではなく、

学校の中や外での挨拶、交通マナー、

自転車や電車での乗車マナーに至るまで

最上級生としての自覚をお願いします。

そして今年度からは、誕生日を迎えた生徒から

「成人」となります。これまで以上の自覚を持って

新入生や新2年生をリードしていって下さい。

市川高校の伝統や校風を作り出す責任の多くは、

最上級生である3年生にあります。

この春卒業していった先輩たちは、

立派な卒業式を終えました。

バトンをしっかり受け継いで、今まで以上に、

全力で何事にも挑戦する市川高校の伝統や、

校風を発展させていって下さい。

そして何より3年生の皆さんは、

これから進路決定の時期となります。

自分で自分の進路を決めるということを強く意識して、

毎日の高校生活に全力で取り組んでほしいと思います。

一生懸命に努力したその経験は、必ず生きてきます。

ともに学びあい、高めあい、励ましあって、

切磋琢磨していきましょう。

 

結びになります。明日11日は入学式です。

今年は新入生142名を迎えます。

新入生は、期待と不安の中で登校してきます。

皆さんが入学した時のことを思い出してみてください。

新入生は、2・3年生をお手本にして、

高校生活をスタートさせます。

2年生・3年生の皆さんは、

先輩として良いお手本を見せてくれるようお願いします。

良いお手本とは、どういうことか。

先ほどお話したことを一生懸命すること以外に、

例えば、自分がしてもらって嬉しかったことを後輩にしてあげて下さい。

また、電車内では席を譲るなど、お手本になる行動を心がけてください。

先輩として思いやりの心で接し、

何気ない細かな心遣い、気遣いをすれば、

きっと新入生にとって、良いお手本になると思います。

このような行動ができる生徒こそ、

本校の校訓にある「円満な人格」と言えます。

令和5年度も、自分も他人も大切にできる「円満な人格」

目標に、共に成長していきましょう。

 

 

 

 

 

〇新学年団紹介

 

新学年団の先生方が壇上に上がり、

学年主任より紹介がありました。

挨拶された先生方に対し、

会場からは大きな拍手が起こりました。

 

 

 

 

 

〇生徒指導部より

皆さんは「メラビアンの法則」を知っていますか?

簡単に言うと、「人は最初の5秒で判断される」というものです。

この法則によると、他者からの判断材料は

見た目やしぐさが55%、声や特徴が38%、

話の内容はたったの7%しかないそうです。

こんな話をすると、君たちの中には

「見てくれで判断されたくない!」

「自分は中身で勝負する!」

と言う人がいるかもしれません。

いいですか?5秒で判断されてしまったら、

話すらも聞いてもらえないんです。

なぜ校則があるのかという話をしましょう。

それは、「君たちの未来を守るため」です。

私たちは、君たちの良さを知っています。

それが伝えられるように、協力したいと思っています。

この一年間、中身でしっかり勝負できるように、

その為に、見た目をしっかりと意識してください。

 

世間ではまだ多くの人たちがマスクを着用しています。

マスクを着用するかどうかは個人の判断となりますが、

マナーやルールは守ってください。

つけないなら、つけないなりの行動、

大声で騒がない、大声で喋らない。

一人ひとりが、意識していきましょう。