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3学期始業式 2023/01/12

 

 

 

 

3学期始業式を実施

 

 

 

令和5年1月10日(火)、校内放送にて、令和4年度 3学期始業式を実施しました。

 

 

 

〇学校長式辞

全校生徒の皆さん、明けましておめでとうございます。

輝かしい初日の出とともに、2023年がスタートしました。

今年も、新年の俳句を校門の掲示板に掲載しています。

 

 「峰雄松 今 光々し 初日かな」

 

これは、先代の理事長先生が詠まれた俳句で、

輝かしい初日の出とともに、

1年がスタートするという感動を詠んだ句です。

1年の始まりは、3学期の始まりでもあります。

1・2年生にとっては、

3学期は学年の締めくくりの学期となります。

3年生にとっての3学期は、

高校生活の締めくくりの学期になります。

今年に入って、世間ではコロナとともに

インフルエンザの感染も急激に広がっています。

これまで通りの感染対策、

手・指のこまめな消毒などを徹底しながら、

自分のやるべきこと、自分にできることに取り組みましょう。

そして、自分の目標をしっかり持って、

姿勢を正し、呼吸を深くゆったりと繰り返し、

思いやりのある行動を心がけて、

この3学期も、がんばっていきましょう。

 

「締めくくり」や「終わり」は、

必ず次の始まりにつながっています。

これからの3学期は、

1・2年生にとっては次の学年の始まりにつながっています。

3年生にとっては、

4月からの新しい生活の始まりにつながっています。

全員が元気で活力をもって、次の始まりに向かって

この3学期を進んでいってほしいと思います。

 

さて、昨日1月9日は成人の日でした。

昨年、令和4年の4月1日から、

成人年齢が20歳から18歳に変わりました。

3年生は誕生日が来て18歳になれば、

その日から成人年齢となります。

1月現在、3年生の多くは既に成人年齢となっています。

成人年齢が18歳になることで、何が変わるのでしょうか?

選挙権は、18歳からとなります。

これにより、選挙で投票ができるようになります。

4月には、「統一地方選挙」といって、

兵庫県議会議員選挙や、

多くの市や町では市長選挙や町長選挙、

また議会議員の選挙があります。

「誰に投票するのか」という、

とても難しい判断を求められます。

公示から2週間後には投票となりますので、

自分の考えがなければ、選ぶことも難しいでしょう。

「自分の判断基準」を持つことが大切ですので、

今のうちから関心を持ち、

準備できることをしていきましょう。

また、成人年齢になれば、親の同意なしに、

自分の意思でクレジットカードや

ローンなどの契約ができるようになります。

これまでは、

「未成年者取消権」という権利で守られていましたが、

成人年齢に達すれば、自分の責任において

自分の意志で契約できるようになります。

実はこのことが落とし穴となります。

未熟な若者を悪質な業者が狙っています。

言葉巧みに、悪質な契約をさせられてしまうトラブルに

巻き込まれることが心配されています。

スマートフォンでの課金をはじめ、

クレジットカードを作る時、

高額な商品をローンで購入する時などは、

特に注意が必要です。

このように18歳になったら、

大人としての自覚と責任を持つことが求められます。

政治のことや経済のこと、国際問題を始め、

社会生活に関心を持つことが

これまで以上に必要となってきます。

世界の先進国では、

18歳での成人年齢が主流となっています。

一人の大人として、自らの言動に責任を持って、

自ら計画を立てて実行し、

社会参加や自立をめざさなければなりません。

いつまでも保護者に頼っていてはいけないということです。

では、昨日のような成人式の式典は、

これからどうなるのでしょう。

「二十歳の集い」という名称で、

これまで通り20歳で行われる自治体が多いようです。

また、お酒・たばこ、競馬競輪などの公営ギャンブルも

現行のまま20歳に据え置かれます。

国民年金を納める義務も据え置きです。

詳しくはこの機会に是非自分で調べてみてください。

 

1・2年生は、18歳になる前から、

できる準備をきちんとしておきましょう。

例えば、学校のルールを守る、時間を守る、

挨拶をしっかりする、敬語を正しく使えるようになる、

と言ったことは、大人の世界の常識です。

また、朝起きるとき、

いまだに誰かに起こしてもらっている人はいませんね?

もし、起こしてもらっている人は、自分で起きてください。

そのほか自分でできることをいろいろと考えながら、

昨日の成人の日を振り返ってほしいと思います。

 

さあ、今日から3学期が始まります。

大人になるという自覚と責任を持って、

学校生活をこれまで以上に、

しっかり送るようにしてください。

三学期という締めくくりの学期が、

一人一人の生徒にとって、

充実したものとなることを願って、

始業式の式辞といたします。 

 

 

 

 

〇激励会 (写真は校長室での様子)

【学校長激励の言葉】

柔道部のみなさん、

近畿大会出場おめでとうございます。

講道館柔道の創始者とされる嘉納治五郎は、

「人に勝つより、自分に勝ちなさい。」

という言葉を残しました。

柔道は単に技を鍛えるためのものでなく、

心を高めて自分に打ち勝つ道であることを強調されました。

勝つ相手は他人ではなく、自分自身なのだというこの言葉は、

「柔道の精神」を伝えるものだと言われています。

ライバルは他人ではなく自分自身です。

自分が努力をすれば、おのずと他人より秀でるということです。

どうぞ、しっかり準備して、全力を出し切ってください。

全校生徒と教職員、家族のみんなが応援しています。

怪我無く、強い自分に成長をすることを願って、

激励の言葉と致します。

 

 

(出番を待つ生徒会長と柔道部主将)

【生徒会長激励の言葉】

柔道部の皆さん、近畿大会出場おめでとうございます。

市高生の代表として、全力で、

悔いのないよう戦ってきてください。

全校生徒が応援しています。

 

 

【柔道部主将】

昨年はコロナの影響で出場できなくなり、

全員が悔しい思いをしました。

今年も出場の切符を掴むことができたので、

感謝の気持ちを忘れず、

悔いのない試合をしたいと思います。

応援、よろしくお願いします。

 

 

始業式では放送にて紹介を行い、

その後、校長室で柔道部の激励会を行いました。

 

 

 

 

 

〇生徒指導部より

手元にある生徒手帳を見てください。

そこには、市川高校でのルールが記載されています。

なかには古い表現もありますが、

すべて、君たちのために作られたルールです。

日常の中で注意されることがあっても、

「〇〇もやってる」

とか、

「〇〇は言われてないのに」

などと、人のことを言う人がいますが、

そんなことを言っても何も変わりません。

大切なのは、自分がどうするかです。

自分に向けられた目・評価をしっかり受け止めて、

次に繋げていきましょう。

 

先日、私はSNSでのトラブルに遭いました。

自分がどんなに気を付けていても、

トラブルに遭うことがあるということを再認識し、

きちんと相手に「ごめんなさい」をしました。

SNS上では、相手の顔が見えないため、

対人で話すよりも表現が難しく、

伝わりにくいものです。

君たちには、ネット上での被害者にも、

加害者にもなってほしくないと思っています。

何かを発信するときは、一旦よく考えて、

気を付けるようにしましょう。