令和2年度 第60回生卒業証書授与式 2021/02/25
令和2年度
第60回生卒業証書授与式を挙行しました
令和3年2月24日(水)、本校体育館にて、令和2年度 第60回生卒業証書授与式を挙行しました。
○開式前の静慮(せいりょ)
市川高校では、すべての授業・集会の開始時に、
この静慮(合掌して黙想)を行います。
静慮によって、落ち着いた心で式に臨みます。
○卒業証書授与
今年は209名の卒業生の皆さんが卒業証書を受け取りました。
○学校長式辞
蛍雪の功なり。今年は209名の皆さんがこの日を迎えることができました。
今年度はコロナ禍で、坐禅錬成を1ヵ月間に渡って「宿泊なし」で行いました。
その時の感想文に、
『先生からの「君たちはまだ本当の力を出し切れていない。
社会に出たら、もっと辛いことがあるかもしれない」
という言葉が心に響いた』と書かれていました。
市川高校での日々の一つ一つが、
皆さんの精神的な成長に繋がっているのだと思います。
支えてくださった多くの皆様に心より感謝いたします。
このほか、先日TBSの情熱大陸に出演された本校卒業生山田達也さんについて、
社会で立派に活躍されている先輩としてご紹介されました。
○理事長戒辞
「奇なるかな奇なるかな一切衆生悉く皆な智慧徳相を具有す」
(きなるかなきなるかな、いっさいしゅじょうことごとくみな、ちえとくそうをぐゆうす)
なんと不思議なことか。
お悟りを開いた素晴らしい心は
私一人のものではなかった。
一切の衆生が私と同じ仏の心を持っていた。
静かに坐って自己を見つめる。
私の尊い一生を、
「うれしい・ありがたい・尊い」ものにしてくれるよう、
しっかり覚悟を決めて頑張ってください。
苦労して、しんどい思いして、辛い思いをしなければ、
本当に大切なことはわからない。
どうか甘いこと考えず、しっかり頑張ってください。
しっかり坐ると、みんなに仏さんの心は備わっています。
卒業おめでとう。戒辞といたします。
○在校生送辞(生徒会長)
コロナという大きな試練の中、
行事がなくなり、当たり前が当たり前でなくなった時、
いつも先輩方は笑顔で我々を引っ張ってくださいました。
「明日もがんばろな」の一言に、背中を押されました。
○卒業生答辞
コロナ禍で大変な状況の中、
私たちの為に卒業式を開いてくださった先生方、
本当にありがとうございます。
コロナ禍で、楽しみにしていた「最後の」学校行事がなくなりました。
そんな中でも、一人ひとりが自分と向き合い、進路をつかむことができました。
感謝の気持ちを胸に、キセキともいえる今のありがたい時間を大切にし、
自分と向き合い、これからも頑張っていきたいと思います。
お世話になったすべての方々にお礼を申し上げ、答辞と致します。
○卒業記念品贈呈
60回生の皆様より、「校門・周辺整備 一式」を
卒業記念品として贈呈いただきました。
○保護者代表謝辞
時には優しく、時には厳しくご指導くださる先生方を見て、
私たちの心は、いつしか大きな希望へと変わってまいりました。
心より感謝を申し上げます。
卒業生の皆さん
これからの人生は山あり谷ありです。
志を高く持って、一歩一歩確実に踏みしめて頑張ってください。
○卒業生退場
退場に際し、卒業生による3学年の先生方への花束贈呈を行いました。
卒業生有志による担任団へのメッセージを披露しました。
○矢谷学年主任挨拶
これから先、常に良いことばかりではないかもしれませんが、
市川高校で学んだことを誇りに、それぞれの分野で
しっかりと活躍してほしいと思います。
○納経
卒業式終了後、卒業生の皆さんが願いを込めた写経を
歴代の卒業生が納経する中庭の慈光観音像の台座に納経しました。
新型コロナウイルス感染拡大防止にあたって
今年度は来賓のご招待・保護者の参列を自粛させていただき、
密を避けるため在校生の参加を見合わせ、
卒業生・教職員・生徒会・育友会長様のみの参加で
卒業式を挙行させていただきました。
前後左右に1m以上の間隔を設けて会場を設営し、
株式会社ファーストリテイリング(ユニクロ)様よりご寄付いただきましたマスクを全員着用し、
感染拡大防止対策に取り組みました。
○卒業式ライブ配信
卒業式に参列できない皆さまへの取り組みとして、
卒業式の様子をリアルタイムで配信しました。
また、卒業式の様子は
「編集版」をyoutubeにて限定公開しております。
第60回生卒業証書授与式挙行に際し、
ご協力いただきましたすべての皆様に
心より感謝申し上げます。