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防災避難訓練を実施 2023/09/25

 

 

 

 

防災避難訓練を実施

 

 

 

 

令和5年9月21日(木)、校内防災避難訓練を実施しました。

 

 

 

この日は1時間目の途中で校内に「緊急地震速報」を流し、

生徒たちはクラス担任の指示に従って机の下に避難しました。

 

 

その後、教頭先生による放送指示に従って避難経路を進み、

全員が無事前庭に避難しました。

 

 

 

 

 

〇校長先生による講話

今日の訓練は、地震が起きたときに、

どう自分の命を守るかという訓練でした。

命を守る訓練なので、

誰もが真剣に取り組まなければなりません。

まずは、一人ひとりの生徒が、

今日の訓練に対する意識はどうだったのか、

振り返ってほしいと思います。

 

今回は、地震を想定した避難訓練を行いました。

市川高校があるこの場所は「山崎断層帯」と呼ばれ、

活断層が動く可能性のある地域になります。

「山崎断層帯」が大きく動いた場合、

兵庫県内の死者が約 3,900 人に上るという被害予測を

兵庫県がまとめています。 

このことを踏まえての避難訓練ですので、

重要なポイントをもう一度、確認していきます。

 

今日は、地震の警報音が鳴ってから、

速やかに机の下に隠れ、頭を守りました。

素速い行動が安全を確保するために必要です。

最初の重要な行動として、

素早く頭を守る行動ができたでしょうか。

屋外で隠れる場所がない場合は、

カバンや自分の両手などで頭を守ることも必要です。

そして、今日の訓練放送で流れた警報音ですが、

テレビやラジオでよく使用される音源を使用しました。

緊急地震速報の音には、他にいくつかの種類があります。

携帯やスマホで鳴る警報音や、

アプリやシステムで使われる警報音もありますので、

警報音は、1種類だけではないということも、

覚えておいてください。

普段聞きなれない音が聞こえてきたら、

スマホや周囲に目を向けるようにしましょう。

 

次に揺れが収まってから、指示された避難経路を使って、

前庭に避難してもらいました。

避難するときの約束事、心構えは「お・は・し・も」。

「押さない・走らない・しゃべらない・戻らない」

避難行動の際には、口を閉じて、

静かに落ち着いて行動することが必要です。

時に、危険が迫っている時や、避難の指示をする時には、

大きな声が必要な場合もあります。

そして、避難経路を移動する時には、

学年やクラスごとに協力して移動することが大変重要となります。

自分勝手に移動すると、出入り口に人が集中してしまい、

時にパニックになったりして、

かえって避難に時間がかかったりします。

 放送や先生方の指示に従って、皆で協力して、

速やかに安全を確保することが大切です。

また、避難するときに誰かの助けが必要な場合もあります。 

困っている人がいたら、助けてあげることも必要です。

特に、今日は学校にいる場合の訓練でしたが、

学校以外での避難について想定した場合、

皆さんはもう高校生ですので、自分の命を守ることはもちろん、

地域では、地域の方を支える役割を果たすことも期待されています。

自分たちよりも幼い園児や小学生を誘導して避難したり、

身体の不自由な高齢者の方に何かできることはないだろうかと

考えたりすることも大切です。

様々な場面を想定して、登下校の時、家にいるとき、出かけている時、

地震が起きたらどうするか。

自分の住んでいる地域のハザードマップなども確認し、

危険箇所や避難場所をチェックして、準備しておきましょう。

 

今年は、関東大震災から、100年の節目に当たります。

防災に関する番組も、たびたび放映されています。

地震をはじめとした自然災害は、

いつ、どこで、どのように発生するかわかりません。

 

ことわざに「天災は忘れた頃にやって来る」という言葉がありますが、

自然災害は、今や「いつでもやって来る」可能性があります。

そのことを自覚して、いつ災害が起きても慌てないような準備を

心がけていくことが大切です。

あらためて、ひとり一人の生徒が、

訓練に対してもう一度真剣に振り返り、

命を守るための行動を常に心がけてほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

生徒の皆さんには事前のホームルームにて

「近日中に避難訓練を実施する旨」を伝え、

各教室で「安全確保の姿勢」について事前指導を行っていました。

これにより、当日授業中に突然「緊急地震速報」が鳴っても、

落ち着いて行動することができました。

 

本来避難訓練とは、

「教職員が今あるマニュアルに沿って、

 無事に生徒を逃がすことができるか」

を検証する目的があります。

この後、学内で評価会議を行い、

生徒の皆さんの更なる安全に向けて

引き続き取り組んでいきたいと思います。